町の設計屋さん 中村英人建築設計事務所 

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コンペ

―――(仮称)Uマンション デザインコンぺ――−一−―

○場所 1階エントランス 壁面 参考図参照
○賞金 1等に選ばれた人にはなんと <<1万円>>
○審査員 建築主
○提出期限 4月2O日
○主旨・材料 設計ではタイル貼部分を5O角二丁でしており,―部山形の特殊面状を使用していましたが,見積減額でその特殊面状を中止しました。
しかし,けっこう面積のある壁面(そんなでもないかな?)を,なにもせずにタイル一色では面白くないのではないか?とずっと考えていました。
そんな時,中村伸二氏の事務所で陶器の焼き物の話があり,その壁の一部を陶板で出来ないかと考えたのです。
○デザイン・提出物 陶板は我々素人で作りますのであまりむずかしいデザインは出来ないかもしれません。
今の所1OO角を9枚使って30O角のブロックを6カ所程度で
考えていますがそれにはとらわれないで下さい。
たとえば大阪城をモチーフにするとか,花のデザインとかなんでもけっこうです.ただし現場の施工の事は考えて下さい。
提出物も図面・模型・文章等なんでもけっこうです。
ただし,審査員に対し説明会等しませんので提山物だけで意志・考えが通じる様にして下さい。
○陶板作り 阪和道の和泉・岸和田出口からすぐの所に西念陶器研究所があり,そこで作業場所とろくろ等を貸して貰い我々素人で陶板を作ります。
士代(1kgで200円位)と焼代(上記の量で一万円位で見積もっています)は設計側で出しますが場所代(1人500円)と
交通費・食事代は各自負担とします。
参加者はどなたでもけっこうですがARCHINETのメンバーと建築主や現場監督なども巻き込みたいと考えています。
西念陶器研究所が田舎にあり,廻りは田んぽがあったりしてのんびりした所らしいので,家族を連れて遊び感覚で行けぱいいと思います。

コンペ案

当選案

 

 

・4枚の色の違った絵として全体的にシンプル。
・一人が自由に4枚.春.夏.秋.冬を表現し1枚1枚に個性。
イニシャルなど入れて手作り感を出す
・じっくり見ても楽しく.参加しても楽しい。
・陶板にかける色の美しさにこだわって仕上げたい。

 

《焼き物の照明BOX》の提案
単なる飾りではなく手作りの実用品を作りましょう。
ひとつひとつ手作りなので形がバラバラでも良いじゃないですか。
疲れて帰って来た時になごむ光と形を今,記念に残しましょう。
また,”引っかけ部分”を作ってちょっとしたオープン・ギャラリーにも早変わり出来るのも面白いですよね。
マンション・オーナーの作品でも良いでしょうし,借主や近くの人でも外部に耐えられる作品なら展示可能でしょうし。
使ったり,手入れしたりする事で単なるマンションの建材ではなく自分の建物に愛着がわいて来るはずですよね。

 

※各タイル300×300を@200程度の間隔で貼る。
各タイルは〇△□の基本図形のかさなりの凸凹の変化及び,色をつけることによりリズムのある壁が出来る
(図形及び色をコンペ参加者全員により制作してもらうのはどうですか?)

 

暮らしゆっくじらの壁
全長14m以上の通路部分を彩る壁画であることを考え,その巨大さを生かしたインパクトのあるビジュアルとしてクジラを提案します。
生命の源である海を泳ぐクジラは,生活の源ともいうべき住居での快適な暮らしのイメージを投影するものであり,またホェールウォッチングの人気ゃ環境問題への関心の高さからも多数の住居者に納得されやすいビジュアルであると思われます。
素材はタイルをベースに,クジラの尻尾部分は迫力のでる陶板で,クジラの吹く潮を華やかなミラーガラスで演出します。

 

・設置場所  エントランスホール  メールBOX前壁
・波,三角形,四角形を陶板の凸凹によって表現する。
イメージ
大阪城,大川に近い周辺環境より,歴史的意味合いを
三角形と四角形によって,単純化し表現する。
(三角形と四角形の組み合わせは街を,逆三角形はそこに行き交う人々を表し,それらを水面が結んでいる)

 

元々使っている45二丁タイルに100角タイルを加えて貼り方によりデザインし,150角の陶板を4枚1セットで円の 真ん中に貼り付けます。

 

都会の中の雑踏の中フッと自然に帰れる我家
そんなエントランス
そう、ここがあの空間谷町オアシスです。
150角の1枚もの6枚制作でどーだー。

この壁面を美術館の壁とみなし6つの作品が展示される。
ここで展示される作品の内容は問いません。
展示作品は制作される陶板の中から協議の上選ばれます。
落選した作品は住宅内部や中庭にて随所で展示され,エントランスから住宅まで美術館として連続します。
作品は300×300の大きさで下に50×100で作品名・作者が添付されます。

結局No.1の四季が選ばれ,これをみんなで造りに行くことになりました。

   

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